お父さん、ボク、あの高校へ行く!

国公立大を目指す高1・娘ちゃんと小学校生活を満喫する小5・息子くん兄&甘えたの小3・息子くん弟の成長記録

虚栄心と自尊心のハザマにて@娘ちゃん

ご訪問頂きありがとうございます。

 

思春期って大変@父ちゃん

特に女の子。

まぁまだ息子たちは思春期を迎えていないので何とも言えませんが

 

さて、最近バーンアウト気味で勉強に身の入らない娘ちゃんでありますが、もう一点大きな問題を抱えていました。

 

塾の問題演習用ノートを見せてもらった時です。

やけに〇が多く最初は賢いんだなぁと感心していたのですが、ある時答えをじっくりみていると間違えている解答にも〇を付けている状態に気付きました。

 

最初はただ答え合わせを間違えただけかと思っていたのですが、調べてみるとノートの1割ほどがそのような状態となっていました。

なぜ、こんなことをするのか娘ちゃんに聞いたところ、

「同じ塾のトップクラスの子たちのノートは〇だらけ、おまけに塾で他の下位クラスにいる同じ中学の子たちと一緒になった時に簡単な問題を間違えると、トップクラスのくせにこんな簡単な問題を間違えていると笑われる。だから〇を付けている」

と泣きながら言っていました。

 

ワイ思いっきりあ然としましたよ。

と同時にこの言葉が頭に浮かびました。

虚栄心

虚栄心:自分を実質以上に見せようと、見栄を張る心(明鏡国語辞典

 

あ~この子は虚栄心に取りつかれている。

 

これはイカンと言う事で、娘ちゃんに上っ面だけの体裁を取り繕っても意味のないことを丁寧に説明しました。

 

塾のノートの見栄えをよくするために間違えた解答に〇をし、やり直しをしないやり方など勉強と呼べるものではないこと。

お前たちの年代は間違えてなんぼ。

間違いを恥じることはない。

間違えた箇所をなぜ間違えたかを自問自省し、正しい解答プロセスを身に付けていくことこそ正しいやり方ではないかと諭すように伝えました。

 

また、下位クラスの同級生がバカにする心理はコンプレックスに他ならないことであり上位にいる者のミスを指摘し笑うことは上位にいる者に対し劣等感で凝り固まった自分の優位性を主張しているにすぎないという事も伝えました。

 

そんな奴らのことは放っておけと。

 

一方、学校のワークでは先のような不正はせず赤ボールペンで真っ赤になっていることがザラなことは彼女の面白いところ。

それを恥じる事無く先生に提出し定期テストでは平均90以上を取ってくる。

それこそ成長の証だということ。

ワークで間違えた箇所をちゃんと復習している点。

定期テストでキッチリ得点していること。

 

そこに彼女の自尊心が垣間見えます。

自尊心:自分の人格を大切にし、品格を保とうとする気持ち(明鏡国語辞典

 

ありのままの自分を大切にする心。

 

そこには内申を落とさないぞという気持ちと、トップ校へ入りたいという気持ちがあるから学校では崩れないのだと思います。

 

間違っているかもしれないけど、虚栄心は外部環境に影響を受け自尊心は内部環境つまり自分自身を見つめることで育まれる、そのように思います。

 

外部環境はほとんど自分ではコントロールできないんだからコントロールできないことに思い悩むことほど時間の無駄な事はなく、自分でコントロールしやすい内部環境、自分自身を深く見つめるようにするべきだと。

 

塾の勉強と学校での勉強で両極端に振れる彼女ですがそれも思春期のなせることなのかもしれません。

 

外の環境に依存することがどれだけ危険で、自尊心が生きる上でどれだけ大切かを彼女に知ってもらうためにもそろそろ

「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル

 を読むように薦めても良いかも知れません。

ちょっと早いかなぁ

 

そんな会話をした梅雨の夜、それまで黙っていた母ちゃんが一言。

「長いねん。」( ̄▽ ̄)

 

ではまた。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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